20代後半、稽留流産からの妊活

基礎体温グラフや排卵検査薬の画像も載せていきます。目指せ再妊娠

9w3d 掻爬手術当日

この記事は稽留流産による掻爬手術について、私自身の記録用とこれから手術を受ける方・受けることになるかもしれない方の参考になればと思い書き残します。

不快に思われる方妊娠初期で読むことによって不安になってしまう方等はスルーをお願いします。

 

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●前日21時~

・翌日静脈麻酔のため絶食

・この日は旦那さんの帰りが遅かったのですが、最後に三人でお風呂に入りました。

・入院、手術が初めてで、もっと不安になるかと思いましたが、私は赤ちゃんがいなくなる悲しみの方が圧倒的に大きかったです…。寝る前に旦那さんと赤ちゃんに「きっとまたすぐ帰ってきてくれる、すぐに迎えにいく」「すごく楽しかった、ありがとう」と伝えました。。

 

●7時~

・絶飲

 

●9時

・病院へ

短時間とはいえ、手術のためなるべく付き添いが必要とのことで旦那さんがなんとか休みをとって付き添ってくれました。

 

・診察

前処置の前に最後のエコー確認。一週間前に6mmだった赤ちゃんは3.6mmにまで小さくなってしまっていました。

しかしそのことで本当に赤ちゃんの成長が止まってしまい、もう大きくなることはできないのだと私自身きちんと理解できたので良かったです。。

もちろんほんの僅かに、今日確認したら大きくなっていて心拍が見えるんじゃないか、という希望もありました。

ももし少しでも大きくなっていたら手術できなかったと思います。

 

このとき、これまで経過が悪くエコー写真がもらえていなかったので手元に1枚もエコー写真がないのでほしい、とお願いしたところ、前回撮ってカルテ以外に保管されていた分とこの日のエコー写真をいただけました。

 

・前処置

膣に子宮頸管拡張のための器具を挿入。

色々なブログを読んでこの処置がかなり痛い、と言う人とそうでもなかった、という人がいて不安でしたが、私はほとんど痛みはありませんでした。

全くなかったわけではありませんが、急に軽めの生理痛を強制的に起こされた感じです。

先生の腕や器具の違いもあるので一概には言えませんが、生理痛が普段そこそこ重い方であれば生理痛の方が圧倒的に痛いのでそこまで構えなくても大丈夫かと思います。

 

・その後、病室に移動し手術着に着替え、点滴をされベッドで横になっていました。

点滴が入っているからか、空腹や喉の乾きは特にありませんでした。ただ単に緊張していただけかもしれませんが…。

あと先週の血液検査で貧血にひっかかってしまっていたため、血管がなかなか見えなく点滴の針がうまく入らず大変でした。。前処置よりこっちの方が痛かったかも…。初点滴だったから?

またそのときにこの日の夜の分からの薬の説明、今日の手術の説明がありました。

 

手術は12時半~13時頃からの予定だったため、その前に戻ってきてもらうために旦那さんは11時過ぎにご飯を食べに外出していきました。

 

●12時

・手術

予定より早めに手術となりました。先にトイレに行くように言われ、点滴を連れてトイレに。その際、産後の方が食堂でご飯を食べている横を通ったのが辛かった…。そうだよね、お昼の時間だから仕方ないよね、とは思いましたが、私はこれから赤ちゃんを空に返さなくちゃいけないのに…。

 

ナースステーションの前につくと手術室へ案内されました。旦那さんとは手術室の前でお別れです。

内心台とベッドの中間のような台に寝て、その後心拍や血圧を計る器具を胸と指につけられました。

私の通っていた病院の手術室は天井や壁が木目調で思っていたよろ落ち着いた感じでした。看護師さんたちも優しく話しかけてくれてリラックスして手術に挑むことができました。

(余談ですが、昔婦人科系の診察で一度この病院にきたときは受付のあまりの感じの悪さに腹が立ちもう二度と行くものかと思いましたが(笑)今回の妊娠では苦手な院長意外本当に良くしてもらえて良かった…皆さん本当のありがとうございました)

 

・執刀してくださる副院長が手術室に到着。速やかに手術の準備が進んでいきます。

子宮筋腫があるため、腹部エコーをあてながらの手術になるそうです。

今日何度目かの名前、生年月日、住所の口頭確認。

あっという間に準備が終わり、まずはじめに点滴の針から麻酔前の少しぼーっとする薬を入れられます。本当に言われた通り、少しすると頭に何かがカーッとのぼってくる感覚がしてぼーっとしてきます。

その後、静脈麻酔が投入。「眠くなったら寝ちゃっていいですからねー」と言われ、また頭にのぼってくるのを待っていると…手術開始。

あれ、私寝てない!?

ぼーっとはしてますが、膣に何かが入ってくる感覚も痛みもあり、眉間に皺を寄せていたら気づいてもらえて、麻酔を増やす、というようなやりとりがなんとなく聞こえたかと思ったら、今度はあっという間に眠りについていました。

 

・術後

先生と看護師さんに案内されて旦那さんが部屋に入ってくる音が聞こえる。

それを聞いて「ああ、終わったんだ」と理解しました。

目を開けようとするとうまく開かず、気持ち悪くなりそうだったので、隣に座った旦那さんに向けてどうにか動く指だけで生きていることを合図しましたが、気づいていたかどうか…。そのうちにまた眠りにつきました。

二度目に意識を取り戻したときも同じで、うまく動かなかったのでもう一度寝ました。

 

三度目、隣でカチャカチャと音がする。おそらく旦那さんがパソコンをいじっている。近くにいてくれることが分かり、そろそ目を覚ましたいと思い思いきって目を開けると、旦那さんはすぐに気づいてくれて声をかけてくれました。

が、その瞬間猛烈な吐き気襲われ反対を向いて嘔吐。そのままガタガタ震えながら過呼吸になり、旦那さんがナースコールを押してくれました。

先生と看護師さんが来て、旦那さんと私に状況を確認していましたが、もはや話せる状態ではなく首をふったり頷いたりすることしたかできませんでした。

しばらくして落ち着いて、頭の方に敷かれていたタオルを交換してもらいもう一度寝ることに。

 

意識がはっきりしてきたのは2時半頃。このとき初めて時計を見て、思ったよりも時間が経っていたことに驚きました。

その後何度か呼吸が乱れたり、眠りに落ちたときや落ちそうなときに無意識に呼吸が止まってしまい計測していた機械からエラー音が何度か鳴り、旦那さんに「呼吸忘れてるよ!」と言われたりしながら休んでいましたが消えない吐き気…。

(本人は呼吸しているつもりでしたが、今考えると鼻のほんの先っぽで微かに空気を出し入れしていただけだったみたいです。はっきりと意識のある今やろうとすると苦しくてとてもできないけど、その時は呼吸してるのになんで?と思っていました)

ちなみに呼吸も吐き気も麻酔の影響のようです。増量したから仕方ないですけど。

手術時に意識あるよりもトラウマにならなくて良かったです。

 

●4時半

・退院

トイレに行ってみるように言われたのでトイレへ。どうにか歩けましたがふらつくというより、やっぱり気持ち悪い…。

その後、「動けそうなら退院できるので、言ってくださいね」と言われたので、まだ気分は良くなかったのですが、良くなる気配もないので点滴の針をはずしてもらい着替えました。

(この病院は手術~はずっと手術室のままで移動はありませんでした)

荷物を旦那さんに持ってもらい受付へ。私は待合室の椅子で水を飲みながら会計が終わるのを待っていました。

このとき5時頃。ちょうど診察終了時間だったため待合室は誰もいませんでした。

 

車に乗り、何の気なしに持ってきていたエチケット袋が必要になるかもしれないので鞄から取りだし、「持ってきて良かったー」なんて話ながらパッケージをあけ使い方を確認した直後、そのまま嘔吐しました。

気持ち悪くなってから吐くまでほぼノータイム。本当すぐに取り出していて良かった…。

3回ほど立て続けに大量に胃液を吐き、走り初めて3分くらいでしたが、止まってもらい、しばらく休んだらかなり気分が良くなり、そのまま家に帰りました。

帰宅後、水を大量に飲みトイレに何度か行っていると嘘のように気分が良くなり、夕飯も食べ、薬も飲めました。

 

ちなみに薬は、

3日分

メチルエルゴメトリンマレイン酸塩錠0.125g
ケフレックスカプセル250mg

(子宮収縮の薬と抗生物質

2週間分
フェネルミン錠50mg鉄50mg(鉄剤)

 

でした。

こうして初めての入院と手術は無事に終わりました。

もしかしたらこれを読んで手術が不安になった方がいたらすみません、こういう例もあるということで。でも麻酔のおかげで痛みはありませんでしたよ!